インクルーシブ社会の実現は身近な仲間の笑顔から
社会福祉法人 清瀬わかば会
理事長 冨永健太郎
一人ひとりが
その人らしく
生きることができる街を
いま・ここに実現する
清瀬わかば会の職員は、障害を持つ仲間たちが、人間としての尊厳が守られ、生まれ育ったこの街で、豊かな人生を実現できるように、環境を整え支援することが責務です。
そのため、私たちは支援者として、確固たる倫理観をもって、その専門的役割を自覚し、自らの使命を果たします。
ここに倫理綱領を定め、職員としての規範とします。
私たちは、障害を持つ仲間の一人ひとりを、人間としてかけがえのない存在として、尊重し大切にします。
私たちは、障害を持つ仲間をひとりの人間として、主体性、可能性を尊重し、個人として尊重します。
私たちは、障害を持つ仲間に対する、いかなる差別、虐待、身体拘束、人権侵害を許さず、人としての権利を尊重し、擁護します。
私たちは、障害を持つ仲間が年齢、障害の状態などにかかわりなく、社会を構成する一員として、地域生活がおくることができるように支援します。また、障害を持つ仲間が社会参加しやすいように、環境整備に努力します。
私たちは、自ら専門的役割と使命を自覚し、絶えず研鑚を重ね、障害を持つ仲間の一人ひとりが地域の中で、豊かに、充実した人生をおくることができるように支援していきます。
私たちは、障害を持つ仲間の一人ひとりが、地域で豊かな生活がおくることができるように、支援者として、法人全体で集団的な取り組みをしていきます。
障害のある介助等が必要な方の安定した生活をサポートします。
日常生活等に関する相談・助言その他の必要な生活上の支援、創作活動・生産活動の機会を提供し、身体機能や生活能力の向上を目指すとともに自立生活に必要な支援を行います。
緊急一時保護や家族の休息(レスパイト)のほか、将来の自立生活を目指す体験をします。
短期入所(ショートステイ)では、共同生活援助事業所(グループホーム)と同様に食事・入浴・排せつなどの日常生活上の支援を受けることができます。
日常生活に常時支援を必要とする方の暮らしを支えます。
就労などの日中活動が難しい入居者を対象として、共同生活を営む住居で相談、入浴、排せつ又は食事の介護、その他日常生活上の支援を実施します。
日常生活に常時支援を必要とする人の自立生活を目指します。
地域で生活する障害のある方の自立に向けた支援をするとともに、緊急時の宿泊の場を提供します。
放課後や長期休暇中の障害児をサポートします。
学齢期の障害児の放課後や夏休み等、長期休暇中に居場所を作り、交流の機会を提供することにより、障害児の発達を保障し自立を促進します。
余暇を自発的に組み立てて享受し、楽しむことが難しく、家庭で独りで過ごすことを強いられたり、就労が困難で社会経験や広がりが得られなかったりする青年・成人期の障害がある比較的若い人を対象に、交流活動等を通じて日常生活の充実拡充を目指します。
スマイル青年学齢期を超えた障害のある人の生活を豊かにする居場所。
地域で生活する障害のある人や児童が地域活動支援センターに集い、創作的活動や生産活動を行うことで地域社会との交流を促進し、自立と社会参加の機会を提供します。
移動研修従業者(ガイドヘルパー)の基本的な知識・援助技術の習得を目指します。研修を修了するとガイドヘルパーの資格が取得できます。移動支援事業所の管理者、大学教員、医師など、専門知識とスキルのある講師陣が揃っています。これまで多数の修了生を輩出してきました。
行動障害のある方を対象とした専門的な支援方法を習得します。終了すると行動援護の資格を取得することができる講座です。法人では隔年で同研修を実施しています。講師陣には福祉支援の管理者や大学教員、医師らがおり、専門性の高い内容をわかりやすく教えてくれると定評です。また、グループワークも多く、実践的な学びも高評価です。
44年前(1980年)に産声を上げた「清瀬わかば会」は、“我が子に障害があるが故の困難を何とかしたい” “障害があっても差別されることなく、豊かな関わり合いの中で我が子を育てたい”という願いをもつ保護者の組織でした。そして献身的なボランティアや職員の方々と共に「わかば子ども会、障碍児学童クラブ、福祉作業所、青年学級」と事業を拡げていきました。
しかし、保護者の最大の願いは、親亡き後も我が子が安心して暮らしていける「グループホーム」の建設でした。
ところが「グループホーム」は社会福祉法人でなければ運営できないという事がわかり、「新しい作業所建設と清瀬わかば会の社会福祉法人化を目指す会」を作りました。そして精力的にバザーなど資金作りに努力して来ました。
2000年(平成12年)ようやく法人認可され「社会福祉法人清瀬わかば会」を設立する事が出来ました。
その後、生活介護事業を始め、念願のグループホームの建設もできました。
2012年、障害児学童クラブが放課後デイサービスに移行し、清瀬わかば会の全事業が社会福祉法人内の事業となりました。そのことによって、無認可の「清瀬わかば会」は解散し、法人利用者の保護者で構成する「わかば家族会」がスタートしました。
2023年度現在、会員数は107家族となっています。
「清瀬わかば会」は発足以来44年を経て、障害者会員の高齢化と共にその家族も高齢となっており、会員相互の理解協力がますます大切になっています。また、グループホームの充実、増設を望む声が大きく、この目標実現のため、行政や市民のご理解、ご援助を頂きながら、力を合わせ、一歩一歩確実な歩みを続けていきます。
あなたの小さな優しさが清瀬わかば会を支え障がいをもつ仲間たちの生きる力になります。
この町清瀬でだれもが自分らしく生き生きと暮らしていける、そんな願いを形にしたいです。
社会福祉法人清瀬わかば会と家族会が行う事業に対する理解を求める活動を通じ、その安定的運営に資するために支援活動を行うことを目的としています。
賛助会員や正会員になって会費を納めていただくだけでなく、わかば会のイベントに顔を出してくださるとか、様々な形で無理なく応援できます。
わかばの仲間とふれあったことのある地域の方々、昔、担任をしていた学校先生、障がい児者の親御さん、リタイアされた行政関係の方々等、様々な方々が応援して下さってます。
事務局は毎月第2火曜日19:00~老若男女、楽しく集っています。
※どちらも何口でも結構です。
※会員の期間は、入会時期に限らず、その年度の4月1日から翌年の3月31日までです。
※会費は毎年発生します。年会費は一口以上です。
下記にお電話いただければ、会則等お送りいたします。
TEL:042-494-1143 携帯:090-6006-7491(担当:ナガシオ)
清瀬市長 澁谷 桂司
この度は、清瀬わかば会ホームページの改修、誠におめでとうございます。
昭和55年より知的障がいのある子ども達の放課後居場所づくりや職業自立支援事業など、長きに渡り様々な社会福祉の課題解決に取り組まれていらっしゃることに深く敬意を表すとともに、尽力されている皆様に感謝を申し上げます。
近年は福祉的問題が複合的となり、従来の公的な福祉サービスでは解決できないケースが増えています。貴団体は長きにわたる活動のなかで培ったその豊富な経験と実績を生かし、実情に応じたきめ細かな事業を展開していただいております。また、コロナ禍で中止を余儀なくされていたイベントを再開され、多くの笑顔や希望が増えたことが大変喜ばしく感じております。
清瀬市では市民の皆さんが地域で助け合い、いきいきと安心して暮らせる社会の実現を目指しています。今後も引き続き、お力添えを賜りますようお願い申し上げます。
この度のホームページの改修を機に、貴団体の更なるご発展を祈念いたしますとともに、支援者の皆様の益々のご活躍、ご健勝をお祈り申し上げます。
(令和6年5月 寄稿)